青の洞窟(浄土ヶ浜/さっぱ船遊覧)

三陸海岸の「青の洞窟」の異名をとる八戸穴。さっぱ船(小型の磯船)で入る洞窟は、季節により青や緑など様々な表情を魅せ、幻想的な空間を作ります。他に、浄土ヶ浜内湾の名所を周ります。

青の洞窟

所要時間 約20分
出船 海況に合わせ、浄土ヶ浜マリンハウス内で案内
TEL 0193-63-1327(浄土ヶ浜マリンハウス)
営業時間 8:30~17:00
営業期間 3月~11月(冬期休業)

浄土ヶ浜

浄土ヶ浜

 三陸復興国立公園の中心となる浄土ヶ浜は宮古を代表する景勝地です。
平成24年1月には国の名勝に指定されています。鋭くとがった白色流紋岩白い岬は、紺碧の海、緑のアカマツのコンストラストでさらに際だち、四季折々さまざまな表情を見せてくれます。
 宮古山常安寺七世霊鏡竜湖和尚(1727年没)が人里離れたこの地を訪れその美しさに驚嘆、あたかも極楽浄土が再現されたかのようだと七言絶句を詠み、これが浄土ヶ浜の名の起こりとも言われます。
 岬先端部には霊鏡和尚が建立したと伝えられる子安地蔵が安置されています。
 この白色の岬には古来よりさまざまな名前がつけられており、それらを遊覧船から眺めてみるのも一興です。

遊覧船

 変化に富んだ美しい海岸線を海から眺めることができます。浄土ヶ浜周遊コースの遊覧船は浄土ヶ浜の桟橋から沖合の日出島を一周します。(所要時間約40分)遊覧船の周りには特製うみねこパンを求めてウミネコが群れ飛び、パンを差し出せばその手からパンをくわえて飛んでいきます。震災後、遊覧船は「浄土ヶ浜周遊コース」が再開されているほか、時季により初日の出の見学や団体予約で湾内の運行もしています。乗船場は浄土ヶ浜第一駐車場から徒歩5分。
お問い合わせ/岩手県北自動車(株)遊覧船事業部 TEL:0193-62-3350

姉ヶ崎

 休暇村陸中宮古近くに、切り立つ断崖の高さ約60mの姉ヶ崎があります。
 波が長い時間をかけて岬を侵食し複雑に入り組んだ絶壁の連なりが見られます。

日出島

 日出島は別名・軍艦島とも呼ばれ市内にある一番大きな島です。昭和10年12月に日出島クロコシジウミツバメ繁殖地として、国の天然記念物に指定されています。

ローソク岩

 浄土ヶ浜の北、大沢海岸に突き出た巨大な岩がローソク岩です。火成岩が周囲の水成岩を突き破って形成され、岩脈部分が露出し全体が見られる大変珍しいもので、昭和14年9月に国の天然記念物に指定されました。

潮吹穴

 波が打ち寄せる海水の圧力で上部の穴から海水を霧状に吹き上げ、海が荒れた時には、潮の高さは30mにもなります。昭和14年9月に国の天然記念物に指定されました。

魹ヶ埼灯台

魹ヶ埼灯台

 本州で最も東に位置している重茂半島の太平洋側の魹ヶ崎。この東経142度4分21秒の最東端の岬には真っ白な魹ヶ埼灯台があり洋上を行く船の安全を守っています。
 明治35年に建てられたこの灯台は、太平洋戦争で被災し、昭和25年に再建されたもので、現在は無人化されていますが、以前は灯台守が交代で明かりを灯していました。
 この灯台に配属された灯台守の妻である田中キヨさんの手記を元に制作されたのが映画「喜びも悲しみも幾歳月」です。魹ヶ崎の厳しい自然環境のなかで、夫と共に海の安全に人生を捧げた田中キヨさんの筆字による「本州最東端の碑」が建てられています。
 魹ヶ埼灯台へは、姉古漁港から4kmの自然歩道があり片道約1時間10分の道程です。

月山展望台

 重茂半島にある標高456mの月山は宮古市民にとっては馴染みの深い山で「御殿山」とも呼ばれます。
 頂上からは宮古市街をはじめ浄土ヶ浜、日出島、閉伊崎に向かっての重茂半島の海岸段丘、太平洋などが一望できます。
 月山頂上へは、白浜峠から約4㎞の未舗装道路がありますが道幅が狭いため注意が必要です。

三王岩

三王岩

 高さ50メートルの男岩を中心に左側が女岩、右側が太鼓岩の三つの巨岩からなっており、白亜紀の砂岩、れき岩の水平な縞模様を見せています。
 ご覧いただく際は、三王園地駐車場からお願いいたします。

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東北三陸復興応援団は、応援団と現地の方が力を合わせて
復興を目指せる架け橋になることを目指しています。