復興まちづくり事業の整備状況について

東日本大震災の大津波により多くの地域で「まち」そのものが甚大な被害を受けました。 現在、県内200以上の地区で、復興まちづくり事業が進められています。

<防災集団移転促進事業>

 被災地域において居住に適当でない区域から安全な区域への移転を目的とし、住宅団地などの整備や移転に伴う経費を支援する事業です。現在、県内全地区(12市町195地区)で事業計画の大臣同意を得て、12市町122地区(約63%)で造成工事に着手しています。そのうち、土地の購入または借地により、建築可能となった地区は、2市6地区(約3%)となっています。

<被災市街地復興土地区画整理事業>

 大きな被害のあった市街地において、公共施設整備と良好な市街地の形成を図るため土地区画整理事業の手法を使い、被災された方々などの住宅の確保や、これに資する住宅立地を促進する事業です。現在、県内10市町34地区の計画のうち、7市町18地区(53%)で事業が認可され、4市町9地区(約27%)で工事に着手しています。

<津波復興拠点整備事業>

 東日本大震災の津波により被災した地域における復興の拠点となる市街地を緊急的に整備する事業です。現在、県内8市町12地区の計画のうち、5市町7地区(約58%)で事業が認可され、4市町5地
区(約42%)で工事に着手しています。
 県では、引き続き国や関係機関などと連携して、市町をしっかりとサポートし、復興まちづくりを進めていきます。

復興まちづくり事業の整備状況(平成25年11月30日現在)

復興まちづくり事業の整備状況(平成25年11月30日現在)

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まちづくり事業の様子(女川町 平成 25 年 12 月)

▲まちづくり事業の様子(女川町 平成 25 年 12 月)

関連リンク先

被災地からのレポート

おしか御番所公園 仙台藩唐船番所跡より(石巻市)

 震災からちょうど 1001 日目に当たる 12 月 5 日、宮城県石巻市の牡鹿半島の最南端、鮎川地区を訪ねました。震災によってこの地域も甚大な被害を受け、地区内の建物の約 7 割が全半壊し、港湾部のほとんどの建物や道路が被災しました。とりわけ被害の大きかった鮎川浜周辺は、現在も護岸工事や土地のかさ上げ工事が急ピッチで行われています。住宅地の高台集団移転も正式に決まり、復興に向けて確実に動き始めています。

URL http://inforanger.tasukeaijapan.jp/report/131205-72/
レポート:木村 敏之 | 情報レンジャー@宮城 検索←

「情報レンジャー@宮城」は、復興のための正しい情報やニーズを届ける「助けあいジャパン」の情報収集実行チームです。レンジャーからのレポートやカメラがとらえた被災地の今をWebサイト上に公開していますので、ぜひご覧ください!
TEL:080-6826-9962 | e-mail:tasukeai.ranger@gmail.com | URL:http://inforanger.tasukeaijapan.jp/

復興イベント情報

  • 東日本大震災祈念特別展(多賀城市)
    11 月 16 日(土)~1 月 13 日(月)/会場:東北歴史博物館
    神さま仏さまの復興-被災文化財の修復と継承-
    http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=499
  • メキシコ・キューバウィーク(仙台市など)
    1 月 27 日(月)~2 月 2 日(日)/会場:仙台市内など
    慶長遣欧使節出帆400年を記念した食と文化の交流イベントです!
    http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/238947.pdf
  • 東北4県・東日本大震災復興フォーラム(東京都千代田区)
    2 月 13 日(木)/会場:東京商工会議所東商ホール
    東北4県(青森,岩手,宮城,福島)主催。被災地の今を見つめ、明日を考えます!
    http://fukkou-forum.com/

先月の主なできごと

  • タイ国際航空「仙台-バンコク線」定期便就航(12 月 4 日)
     タイ国際航空が東北初となる「仙台-バンコク線」を就航し、記念セレモニーが開催されました。
    http://www.pref.miyagi.jp/site/newsclip/h251204tg.html
  • 第1回「宮城県震災遺構有識者会議」開催(12 月 18 日)
    震災遺構について、9 人の有識者から専門的かつ客観的な視点で議論し意見をいただきました。
    http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kohou/ho20131211-4.html
  • 防災集団移転促進事業竣工(南三陸町)(12 月 21 日)
    南三陸藤浜地区で県内 2 番目となる防災集団移転促進事業が竣工し、式典が開かれました。

全国の皆さま 応援ありがとうございます! 応援職員紹介コーナー Vol.15

水産業の復興を支援しています!

大分県 三浦 慎一 さん

大分県 三浦 慎一 さん

配属先:東部地方振興事務所
    水産漁港部
 震災で大きな被害を受けた水産業関連施設や設備に対する補助業務を担当しています。
 平成25年4月に赴任して初めて目の当たりにした被災地。市内は復旧が進んでいるものの、少し離れた沿岸部の漁港や周辺地域の復興はまだまだこれからという印象を受けました。
 宮城県と大分県では、魚種はもちろん、漁船や漁具も違い、新たな発見も多い中、宮城の水産業復興に向けて日々勤務しています。

被災地の力になりたい。

山口県 江崎 典司 さん

山口県 江崎 典司 さん

配属先:東部県税事務所
 新増築された家屋の不動産評価業務を担当しています。
 震災で多くの建物が被災した石巻地域では、評価対象となる家屋が震災前と比べて3倍以上と業務量が増大しました。実際に経験した業務だったこと、そして発災直後から被災地の力になりたいとの思いがあったので、応援職員の募集に、志願しました。
 被災地の復興は道半ばですが、西日本では風化が進んでおり、このご縁を機に少しでも両県をつなぐ役割を果たせればとも思います。

~被災地からのレポート~ 月刊ココロプレス

「ココロプレス」は宮城県の復興を応援するブログです。

宮城の復興状況や生活再建に懸命に取り組む人々の姿、全国から寄せられる力強く温かい応援の様子などを随時発信しています。

宮城の復興情報を募集中です!

復旧復興のPRや支援の取り組みなど、伝えたい情報を、下記メールアドレスまでご連絡ください。
fukusuip@pref.miyagi.jp
必要事項:1取材対象/2取材希望日/3取材場所/4御担当者氏名/5電話番号
※内容や日程によってはご希望にそえない場合もございますので、ご了承ください。

毎週、「週刊ココロプレス」と題して1週間分の記事を要約してご紹介するブログ記事を公開しています。

以下宮城県復興応援ブログ「ココロプレス」からの抜粋です。http://kokoropress.blogspot.com/

2013年12月3日 火曜日掲載
東日本大震災から1000日~被災地へのメッセージ

http://kokoropress.blogspot.jp/2013/12/1000from311.html

 平成25年12月4日で震災から1000日。被災地で復興に取り組む方、被災地に今なお思いを寄せていただいている方からメッセージをいただきました。大阪で毎月11日に「福興カフェ」を開いて被災地の状況を伝え続けている釜谷直人さんもその一人です。

2013年12月5日 木曜日掲載
私たちが食べている「命」(石巻市)

http://kokoropress.blogspot.jp/2013/12/blog-post.html

 養鶏場を夫婦で経営してきた高橋芳男さん・貴久子さん。「養鶏業は育てる喜び、悩み、そして楽しみがあります。幾度かの困難を乗り越えながら、前向きに考えています」。震災から半年後、たくさんの人たちの協力によって再開を果たしました。

2013年12月6日 金曜日掲載
元気発信中!気仙沼復興屋台村2周年祭(気仙沼市)

http://kokoropress.blogspot.jp/2013/12/2.html

 「復興屋台村気仙沼横丁」2周年祭。仮設住宅入居者向けの「宅配弁当事業」の出発式、地元アイドルグループSCK(産地・直送・気仙沼)ガールズのステージ……と盛り上がりました。事務局長の小野寺さんからのメッセージは気仙沼、元気、気合いの『気』です。

2013年12月7日 土曜日掲載
希望の赤い星。ありがとう「復興いちご」(山元町)

http://kokoropress.blogspot.jp/2013/12/blog-post_3202.html

 「今こうしてあるのは、1000人を超すボランティアの人たちや仲間、行政が背中を押してくれたおかげ」と、いちご農家「菅野園芸」の菅野孝雄さん。震災の年のクリスマスに奇跡のように間に合ったそのいちごは、「復興いちご」と呼ばれています。

2013年12月9日 月曜日掲載
「正しいと思ったことをする」(南三陸町、登米市)

http://kokoropress.blogspot.jp/2013/12/blog-post_7607.html

 「この者を南三陸町職員であることを証明する 南三陸町長 佐藤 仁」。震災当時、コピー用紙に走り書きの「証明書」を手に駆け込んだ職員に、その店長は事もなげにこう答えたそうです。「どうぞ、必要なものを必要なだけ、お持ちになってください」

2013年12月12日 木曜日掲載
明けない夜はない!「ゆりあげ港朝市」グランドオープン!(名取市)

http://kokoropress.blogspot.jp/2013/12/blog-post_6560.html

 「やっとできました。これからもよろしくお願いします!」今年5月に現地で再開した「ゆりあげ港朝市」。12月1日、新施設3棟が加わって、グランドオープンしました。「かたちを変えながらも、夜は確実に明けていくんですね」熊本県から来てくれた方の、ステキなひと言が印象的でした。

被災者生活支援情報

みやぎ被災者生活支援ガイドブックを改訂します。

 各種支援制度の改正などにより、平成24年12月に発行した「みやぎ被災者生活支援ガイドブック」(以下「ガイドブック」)を改訂し、平成26年1 月版を発行します。
 ガイドブックには、被災された方々の生活を中心とした支援に関する大まかな内容と問い合わせ先を掲載しています。ガイドブックは、県内の応急仮設住宅にお住まいの方や県外に避難されている方なに、1月下旬から順次お届けする予定です。
 また、市町村などの窓口に設置するほか、ホームページでもご覧いただけますので、ぜひご活用ください。
県震災復興推進課
電話:022-211-2408
URL:http://www.pref.miyagi.jp/site/ej-earthquake/guidebook.html

県からのお知らせ 避難されている皆さまへ

 被災した市町村から別の市町村に避難されている場合、避難先市町村に現住所などの情報を提供すると、避難元市町村から大切なお知らせなどが届くようになります。まだ情報提供されていない場合や避難先を異動された場合、避難を終了された場合は、ぜひ、避難先市町村へ情報提供をお願いします。
URL:http://www.pref.miyagi.jp/site/ej-earthquake/todokede.html

県からのお知らせ 放射能情報サイトみやぎ

 放射能情報サイトみやぎでは、宮城県内の放射線・放射能に関する情報を正確に分かりやすくお伝えしています。空間放射線線量率マップや項目別放射線・放射能測定情報、生活関連情報、生産者向け情報など、さまざまな情報を掲載していますので、ぜひご覧ください。
URL:http://www.r-info-miyagi.jp/r-info/

宮城県・県内市町村の問い合わせ先一覧(代表電話番号)

県・市町村 電話番号
仙台市 022-261-1111
・青葉区 022-225-7211
・宮城野区 022-291-2111
・若林区 022-282-1111
・太白区 022-247-1111
・泉区 022-372-3111
石巻市 0225-95-1111
塩竃市 022-364-1111
気仙沼市 0226-22-6600
白石市 0224-25-2111
名取市 022-384-2111
角田市 0224-63-2111
多賀城市 022-368-1141
岩沼市 0223-22-1111
登米市 0220-22-2111
栗原市 0228-22-1122
東松山市 0225-82-1111
大崎市 0229-23-2111
蔵王市 0224-33-2211
七ヶ宿町 0224-37-2111
大河原市 0224-53-2111
村田町 0224-83-2111
柴田町 0224-55-2111
川崎町 0224-84-2111
丸森町 0224-72-2111
亘理町 0223-34-1111
山元町 0223-37-1111
松島町 022-354-5701
七ヶ浜町 022-357-2111
利府町 022-767-2111
大和町 022-345-1111
大郷町 022-359-3111
富谷町 022-358-3111
大衡村 022-345-5111
色麻町 0229-65-2111
加美町 0229-63-3111
涌谷町 0229-43-2111
美里町 0229-33-2111
女川町 0225-54-3131
南三陸町 0226-46-2600
宮城県 022-211-2111

【発行】みやぎ復興プレス 第20号

【発行日】平成25年12月1日 【発行】宮城県震災復興本部(事務局:震災復興推進課)
電話:022-211-2408 e-mail:fukusuip@pref.miyagi.jp
宮城県ホームページ
「震災復興推進課」 URL:http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/fukusui/
「震災・復興」 URL:http://www.pref.miyagi.jp/site/ej-earthquake/

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東北三陸復興応援団は、応援団と現地の方が力を合わせて
復興を目指せる架け橋になることを目指しています。